『ATガイド基準(ATGS)』第2版が発行されました
2016年にATTAより初版された『ATガイド資格とパフォーマンス基準』が、2年間の見直しの後、先週第2版が発行されました。
第2版は、主な追加事項としてATガイドの3つの中核となる責任が盛り込まれています。「持続可能性」「安全性」「品質と意義」です。これらは、世界のどこで、どのような立場でガイドをしていても、それぞれのガイドの責任の核となるものです。この版で特に強調されているのは、気候の緊急事態、生物多様性の保全、グローバル・ツーリズムの社会的影響、生物の安全保障に焦点を当てた持続可能性について、ガイドが提供し、教育する上で果たす重要な役割についてです。後者は、第2版の大部分がCOVID-19パンデミックの最中に作成されたため、関連性が出てきています。第1版でも安全性について十分に表現されていましたが、編集者が受け取ったフィードバックの多くは、安全性について具体的に言及されていないというものでした。最後に、ガイドは高品質で有意義な体験を提供する責任があることを強調することで、ATGSはATガイドが旅行の変革的な力において重要な役割を担っていることを強調しています。
新人ガイドも経験豊富なガイドも、自らのパフォーマンスを評価する際の基準としてATGSを参照することができます。また、ガイドの方々の使用のみならず、政府・企業などが、ガイドの品質とパフォーマンスを評価し、適切なトレーニングプログラムを決定する際にもATGSを参考にすることをATTAはお勧めしています。