【正会員便り】第5回は公益社団法人日本観光振興協会様から寄稿いただきました。
Adventure Tourism Meetup2024 Part-Ⅱでもご紹介いただいた、「日本遺産ツーリズム」「御周印帳」につきまして、あらためてご紹介をいただきました。地域の活性化に寄与するコンテンツであるとともに、「御周印帳」のコンセプトやデザインは、訪日客にも受け入れらるものと思います。これまで、特定のイベントでしか入手できなかった「御周印帳」が、販売される計画とのこと。非常に楽しみです。
【正会員便り】「日本遺産ツーリズムについて」
公益財団法人日本観光振興協会
公益社団法人日本観光振興協会では、地域ブランド創造部門として、日本遺産ツーリズム事業に取組んでいます。過去から現在に語り継がれてきた伝承や風習の「ストーリー」、すなわち「日本遺産」をツーリズムとして捉え、そこに構成される有形・無形の文化財を地域の特色や歴史的魅力を感じる大事な観光コンテンツとし、ストーリーのテーマに沿って効率よく周遊できるコースや交通手段を提案しています。
47都道府県に点在する104つのストーリーごとに、3つから5つのコースを策定し、周遊を目的とした仕組み作りやプロモーションをその地域の方々と展開しており、現在7つの地域<那覇市・浦添市(沖縄県)、八代市(熊本県)、鎌倉市(神奈川県)、甲府市(山梨県)、養父市・朝来市(兵庫県)、中津市・玖珠町(大分県)、南砺市(富山県)>を手掛けてきました。コースに合わせた便利な周遊パスやアプリ、地域で使えるクーポンなど、来訪者にとって利便性の高い仕組みをつくることで、回遊性と地域全体への経済効果を高める観光振興を進めています。
また、令和6年より、受地における仕組みつくりに加え、旅行者に対する日本遺産への周遊を促すことと、更なる日本遺産の認知向上を目的に、「日本遺産 御周印」の104つの押印スタンプの設置と「日本遺産 御周印帳」の制作を開始し、ツーリズムEXPOや日本遺産の各イベントで配布しました。「日本遺産 御周印帳」は非常に好評を得ており、多くの方々から問い合わせを受けていることから、令和7年4月より販売する計画で進めています。
御周印帳 表紙
御周印帳 中面
104つの押印デザイン
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