JATOが支援している「地域観光新発見事業(観光庁公募)」をご紹介します。
観光需要が本格的に回復する中、都市部に集中するインバウンド需要を地方に誘客するため、全国津々浦々に埋もれる地域の観光資源を掘り起こし、地域の多様な観光コンテンツを造成するとともに、販路開拓や情報発信を行うことを目的として、観光庁により公募事業が行われています。(地域観光新発見事業、第一次公募事業採択数358件)
そのひとつ、日本航空西日本支社松山支店が事業主体となり、地域観光サービス統括会社「株式会社ソラヤマいしづち」と連携して進めている「~山と風と星~西日本最高峰の神の山 石鎚山にいだかれる唯一無二の体験「ISHIZUCHIアドベンチャーツーリズム」構築事業」に、JATO事務局長大澤が専門家として参画し、定例ミーティングへの出席や現地視察等の支援をしています。先月、当事業のモニターツアーが実施されましたのでご紹介いたします。
愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する標高1,982mの石鎚山は、西日本最高峰の石鎚山系の中心的な山として、石鎚国定公園に指定されています。古くから山岳信仰(修験道)の山として知られ、日本百名山、日本百景の1つで、日本七霊山のひとつとされ、霊峰石鎚山とも呼ばれています。また、石鎚山系の恵みである清らかな水が、「うちぬき」と呼ばれる自噴水から湧き出ているこの地域では、人々の多様な営みが生まれてきました。
石鎚山
西条市街
当事業では、こうした豊かな自然、山岳信仰文化や独自の伝統文化といった地域の魅力を充分に活用すべく、登山や山岳信仰体験、夜の神社でのコンサートなどに加え、ふもとの西条の名水「うちぬき水」により日本初のゼロエネルギーホテルを実現した「ITOMACHI HOTEL 0」に宿泊するなど、地域の恩恵を体感する高付加価値なコンテンツの商品化を行い、唯一無二の「ISHIZUCHIアドベンチャートラベル」を発信していくことを目的としています。
JATOは、こうした各地域の魅力を磨き上げる事業支援に、積極的に取り組んでまいります。
<モニターツアーの報道取材>
テレビ愛媛公式「インバウンド需要の発掘へ!石鎚山を舞台にした古の山岳信仰体験ツアー」https://www.youtube.com/watch?v=GwgRQxRBiXI
南海放送NEWS公式「石鎚山へインバウンド呼び込め!旅行会社など招きモニターツアー」https://news.ntv.co.jp/n/rnb/category/society/rb341ef2856d7141b5a358b5b7a4efb558